税理士の探し方

　税理士は法律により税金についての相談や申告書・届出書などの作成をすることが認められています。

　しかし、税理士によって法人を得意とする税理士、個人を得意とする税理士、相続を得意とする税理士など、その“得意技”はさまざまです。

　ホームページには、その税理士が得意としている業務内容が記載されていますから、まずはお客様が求めるサービスと税理士が得意とするサービスとが同じかどうかを確認してください。

　お客様と税理士との関係は、長年にわたります。年齢や性格が適わないなど人物像に不一致があると、お互いにおつきあいを続けていくことが難しくなりがちです。

　まじめな税理士が良い、楽しい税理士が良い、若くてフットワークの軽い税理士が良い、ベテランで頼りがいがある税理士が良いなど、お客様のイメージする税理士像を具体的に思い描いた上で税理士を探してみてください。

　正直最も気になることが“報酬”のことではないでしょうか？税理士の報酬に特に制限はございません。かつては報酬の上限規程がありましたが、現在は廃止されています。

　したがって、税理士の報酬は税理士自身が決定しています。これには、業務内容の複雑度合いや業務作業時間などを加味している税理士が多いようです。

　ただし、あまりに価格が低い場合には注意が必要です。税理士も仕事として受けていますから利益を出さなければなりませんので、低い価格で提供するサービスにはその価格に見合った内容のサービスに設定してあるはずです。お客様が求めるサービスがその価格で満足に受けられるものかどうかを最初によく確認することが大切です。

　ホームページでは最低限の情報しか得ることができません。上記の内容を確認して「自分の会社の場合はどこまでやってくれるか」「実際いくらでやってもらえるのか」「どんな人か一度話を聞いてみようか」など、少しでも気になったらまずは連絡してみることです。電話やメールの対応からだけでもその税理士事務所のことが見えてきます。

　税理士が提供させていただくサービスはなかなか目に見えにくいものです。実際にお付き合いが始まると、お客様と税理士が会って話すことでお客様の仕事の悩みや問題が浮き彫りになり解決していくということになります。そのイメージがつくかどうか、まずは税理士と会って何でも良いですから話をしてみるということをお薦め致します。